出版から70年を経て、今なお愛される鮮烈なデビュー作、『悲しみよ こんにちは』。
18歳にして一躍スターとなった彼女は、何を追い求めていたのかーー
洗練された文体で、既存の価値観への反逆と揺れ動く心理を鋭く描き、戦後世代の若者や女性たちに支持されたサガン。数々のスキャンダルで世間を賑わしながらも、戦後フランスで最も愛される作家のひとりとなった。そのジェットコースターのような生涯と、人の孤独と愛と真実を深く掘り下げようとした真摯な文学者としての顔等多面的な横顔を、多数の証言や回想、作品を通して描きだす本格評伝。
序章
第1章 コワレーズ家(1935〜1944年)
第2章 サガンの種(1945〜1953年)
第3章 坑内ガス爆発(1954)
第4章 心の荒波(1955)
第5章 サガンとその仲間たち(1956)
第6章 ある物腰(1957〜1958)
第7章 エクストラサガント(1959〜1961)
第8章 幸福を父親に賭けて(1962〜1965)
第9章 燃え尽きて(1966〜1973)
第10章 ペギー(1974〜1980)
第11章 バラ色の波と白い粉(1981〜1986)
第12章 セリ・ノワール(1987〜1992)
第13章 サガン、ウズベキスタンとともに去りぬ(1993〜1996)
第14章 見る影もなく……(1997〜2003)
第15章 動かざる心(2004)
写真/家系図/年譜/書誌
訳者あとがき
索引