あらすじ
『先日おかしな夢を見た。夢の中で兄が大学に落ちてしまった。(現実には現役合格している)落ち込む兄を励まそうと母が「大学に落ちたぐらいなんだい!徹なんか精神病院入っちゃったよ!それに比べりゃたいしたことないよ!(笑)」私は「おいおい言うに事欠いてそりゃないだろう(笑)(笑)(笑)。だいたい時系列がめちゃくちゃだし、差別用語だよそりゃ!(笑)・・・と思っていたら目が覚めた。笑いながら目が覚めたのはこれが初めてだった。 サッカー解説者の山本昌邦さんがその日の天皇杯「筑波大対大宮アルディージャ戦」で言っていた。「サッカーにも人生にも、いいときと悪いときがある。」まさにそうだ。いいことを言う。いいときがあれば悪いときがある。This is lifeだ。翌朝この話を母にしたら目に涙を浮かべて大笑いしていた。だいぶおおらかな母親の様だが、私が回復するうえでこの人が一番骨折ってくれたのだから大いに笑う権利がある。 と、この文章を書いていて思ったのだが私が好きになるのはこの手のユーモアの解る人間だ。そしてほんのちょっぴりパンクな人に私は惹かれるのだ。』 上記の文章は本書に収めようか迷った末、紹介文として使う事にしたものです。文中にあるように筆者は精神障害(統合失調症)を患っています。20代の終わりに発症。リハビリを経た後、障害のある事を伏せて就労するも諸事情により長続きせず、思い切って障害をオープンにして障害者枠で現在の職場に勤めました。おかげさまで今年5年目になります。その間したためたのがこのエッセイ集です。本書は筆者の様に精神にハンディーをもった方々が社会復帰し、就労、自立、そして自身の家族を持つ一助になればと思い執筆しました。本書の印税(価格の1割=204円)の半分(1冊あたり102円)は精神にハンディーのある方々の自立のために、公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会 みんなねっとに寄付させていただきます。微々たる額ではありますが、ご理解の上、ご購入いただければ幸いです。 2019年3月1日 長谷川 徹

