あらすじ
「世界を変えたいなら、まず変わるべきは自分自身だ」
戦争が終わり、北欧の青年は世界をつなげる旅に出たーー。
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツ占領下のノルウェーで育った著者は、終戦後ふとしたきっかけでスイスのコーを訪れ、「MRA(Moral Re-Armamentの略、道徳再武装)」という社会運動について知る。彼らの信念に心を動かされ、運動に参加した著者は、大戦で傷つき、荒廃したドイツと日本を訪問して、両国が国際社会に復帰するための橋渡し役になるべく奮闘する。そして、舞台はヨーロッパの植民地支配から脱する渦中のアフリカへ。異文化と出会い、そこから学び、相互理解の道を探る。反目し合う分断社会の真ん中へ飛び込み、和解と寛恕の実践に粉骨砕身した半生の記録。
序文
日本語版の刊行に寄せて
第一部
平和と幻滅
個人的なものと地球規模のもの
復讐の雪崩は起こるのか?
ドイツの清算
ドイツへの招待
イデオロギーの蜂の巣
人民の阿片
プールサイドのマルクス主義
ケーニヒスベルク通り十三番地
ビールの喧騒と激論
秘録(一)
口笛を吹いたエビ
挫折
チームワークという試練
善悪を分かつのは国か、人か?
第二部
日本に向けられた心
日本人の素顔
東西の交わり
対立か、対話か
埋めがたい隔たり?
敬天愛人
日本と世界
古きライバル─日本と中国
戦争の罪責
草の根の償い
民間外交
秘録(二)
第三部
解放の波
アパルトヘイトを超えて
一千人の白人学生
最も苦しんだ者たち
暴力による解放?
秘録(三)
自宅軟禁
広がるネットワーク
評価
秘録(四)
ポロ競技場と貧困
ブルンジへの道
聖人にあらず
国王との祝典
コンゴのホロコースト
軍人の妻たち
枕元のマキャベリ
西洋は悔い改めたのか?
第四部
秘録(五)
貿易戦争の回避
首相への書簡
ヨーロッパの好機
失望と期待