田中稔(戦記)
世界戦史にその例を見ない死守命令ー酷薄非情な命令の下、食料もとどかないビルマ奥地で、装備・物量ともに優勢な連合軍を迎え撃った「菊」兵団。敵弾の降りそそぐ最前線で、重なる犠牲に苦悩しつつも活路を切り開いた不屈の独立支隊長の奮闘記。地獄の戦場に斃れた無名兵士の痛憤を若き将校が赤裸々に綴る。