『ドクターへの贈り物』―マックは過去のできごとが原因で自分の殻に閉じこもり、誰も寄せつけない孤独な日々を送っている。そんな彼の家で期間限定の家政婦を務めることになったルイーザは、みんなと祝うクリスマスを経験すれば、彼も立ち直れるはずと考え、マック本人の反対をよそに着々に準備を進めた。周囲の人々に気にかけてもらえるのがどれだけ幸せなことか、彼が気づいてくれたら、ロンドンに戻るつもりだった。『偽りと真実』―祝祭の雑踏の中を走り抜けようとして、ジョー・マリーは何かに激突した。見上げると、ずっと夢見てきたような理想の男性が...。一目惚れ。ジョー・マリーはじっと彼を見つめた。そして相手もまた我を忘れたかのように彼女を見つめていた。二人はいつしか熱い口づけを交わすが、人の波にのまれ、互いの行方を見失う。『聖夜の告白』―祖母が末期癌...。祖母を敬愛するゲイブは愕然となった。しかも、生きているうちに孫のフィアンセを見たいという。頭を抱え、自分の所有するアパートメントに帰宅した彼は、向かいの部屋の住人で、カレッジに通うカサンドラにでくわした。間近で改めて見ると、なかなかの美人だ。ゲイブは好条件を挙げて、彼女に頼み込んだ。「僕のフィアンセとして、僕の家族とクリスマスを過ごしてくれ」。