土曜日の夜、ロサンジェルスのダウンタウンにあるケーブルカー、“エンジェルズ・フライト”の頂上駅で惨殺死体が発見された。被害者の一人は黒人の女性、もう一人は、辣腕で知られる黒人の人権派弁護士ハワード・エライアスだった。市警察にとってエライアスは、長年にわたる宿敵ともいうべき苦手な人物だった。しかも、月曜の朝には市警察を相手とする訴訟が開始されることになっていた。恨みをもつ警官の犯行か?警察が扱いを間違えば、大規模な人種暴動が起こることは必至だ。現代アメリカの暗部を描いて比類なきコナリーがメインキャラクター「ハリー・ボッシュ」を擁して新境地を開いたシリーズ第六作、ここに登場。