大岡昇平
昭和36年7月、神奈川県の小さな町で、飲み屋を営む坂井ハツ子の死体が見つかった。妹ヨシ子との結婚に強硬に反対されていた19歳の少年が、殺人・死体遺棄の容疑で逮捕される。はじめは単純な事件だと思われたが、菊地弁護士は公判で次々と意外な事実を浮かび上がらせていく。ありふれた事件の背後に隠されていたもととは?裁判は真実に到達できるのかを問う、戦後文壇の重鎮による法廷ミステリーの金字塔。
大岡 昇平 は、日本の小説家、評論家、フランス文学の翻訳家・研究者。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。