あらすじ
ISBN: 9784575246599ASIN: 457524659X
45万部超のヒット作となった『傍聞き』の表題作で、主人公を務めたシングルマザー刑事の啓子と、一人娘の菜月。新聞記者になることが将来の夢だった小六の菜月が高校生、大学生となり、そして夢を叶えたなかで数々の事件に遭遇する。母娘の際立つ推理力が導き出した、難事件の真相とは? 前作『緋色の残響』に続く、母娘シリーズ短編集の最新刊!
長岡弘樹氏の筆致が冴え渡る本作は、ミステリの枠を超え、母娘の成長を克明に描いた重厚な短編集です。名作『傍聞き』から続く「聞くこと」の真髄が刑事の母から記者の娘へと継承され、職業倫理と血の絆が交錯する瞬間のカタルシスは、読者の魂を激しく揺さぶります。 事件の背後に潜む声なき声を掬い取る卓越した推理は、冷徹な論理と温かな人間愛を両立させています。記者となった菜月が直面する真実の重みは、言葉の深淵を知る著者ならではの境地。驚愕の真相の先に灯る救いの光を、ぜひその目で目撃してください。