本書は長年の定評を誇るロングセラーであり、Chaucer研究者・英語史研究者はもとより、中英語を学ぶすべての読者にとって信頼すべき一冊である。
●「テキスト/IPAによる発音表記/現代語訳」の三部構成。
●初学者の便宜を図り、「Chaucerの英語」を巻頭に配し、語法上の特徴を体系的に解説。ModEのスペリングはイギリス式に統一した。
●巻末には充実したGlossaryとNotesを備え、難解とされる General Prologue の精読を強力に支える。
●各巡礼者(Pilgrim)の時代的・社会的背景をNotes中に「解説」として盛り込み、作品理解をいっそう深める構成である。
●発音表記については、MEDの原則を踏まえながらも、詩のリズムを損なわぬよう慎重な検討を重ねた。
〈目次〉
まえがき
Chaucerの英語
General Prologue
Notes
Select Bibliography
Glossary
〈注釈者紹介〉
市河 三喜(いちかわ さんき 1886-1970)
1909年東京帝国大学文科大学卒業。大学院修了後に留学。帰国後、日本人初の東京帝国大学英文科の教授となり、のち名誉教授。文学博士。日本における英語学研究の開拓者であり、日本英文学会会長、語学教育研究所所長・理事長、日本学士院会員、文化功労者。
主な編著書に『英文法研究』『ラテン・ギリシヤ語初歩』『聖書の英語』『英語史概説』『研究社英語学辞典』『世界言語概説』(共編)など多数がある。
松浪 有(まつなみ たもつ 1924-1994)
1945年東京帝国大学文学部英文科卒業。東京都立大学教授(のち名誉教授)、青山学院大学教授などを歴任。文学博士。専門は英語史、中世英語文学。主な著書に『英語の歴史』『英語学コース 第1巻 英語史』『英語学コース 第2巻 英文法』などがある。
まえがき
Chaucerの英語
General Prologue
Notes
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