MatthewBoydGoldie
A study that uses critical theory to investigate the history of how people have thought about the antipodes - the places and people on the other side of the world - from ancient Greece to present-day literature and digital media.
本書が提示するのは、単なる地理の歴史ではありません。古代から現代まで、人類が「世界の裏側」という鏡に何を見出してきたのかを解き明かす知的な冒険譚です。未踏の地への畏怖がいかに他者への欲望や支配の論理へ変貌し、我々の想像力を形作ってきたのか。批評理論で鋭く穿つ考察は、読者の世界観を根底から揺さぶる凄みに満ちています。 地理的な隔たりを精神的な「差異」として捉え直すこの読書体験は、未知なるものへの感性を鮮やかに蘇らせてくれます。グローバル化で均質化した現代だからこそ、足元の深淵を覗き込むような著者の言葉は、知的好奇心に燃える者の魂を激しく揺さぶることでしょう。