HullRichard
いやみな嫌われ者の富豪が列車の中で、かぎ煙草に仕込まれていた毒で殺された。誰がどのタイミングで疑われずに毒を仕込めたのか、数々の証言によって「被告」の前で明らかにされてゆく。はたして「被告」は真犯人なのか。ところが「被告」の名前は最後まで明かされない。関係者の中のひとりであるには違いないのだが...。『伯母殺人事件』をもしのぐ、奇才ならではの技巧に満ちた傑作登場。