女性恐怖症の高校生、佐々木雪成。彼はある日突然、女の子ばっかりの世界に飛ばされてしまう。その世界は、青い森の都「セーレン」。そこで、彼は不思議な美少女「ミハル」と出会う。「ミハル」とともに、現代世界に戻ってきた雪成であったが・・・。
本作の真髄は、ドタバタなラブコメディの皮を被りながら、他者との距離感やトラウマをいかに乗り越えるかという切実なテーマを、軽快なポップさで描き切った点にあります。あおきえい監督の初期作らしい計算された演出と、能登麻美子の透明感溢れる声が、異世界のファンタジーを地続きの愛おしい日常へと昇華させています。 原作漫画の持つ刺激的なエロティシズムを、アニメ版は色彩豊かな「萌え」の多幸感へと見事に翻訳しました。静止画では表現しきれない弾けるようなキャラクターの動線や、実力派声優陣による息の合った掛け合いは、映像メディアならではの圧倒的な躍動感を生んでいます。ただのファンサービスに留まらない、純粋な愛の物語としての輝きがここにあります。
脚本: Mario Kaneda
音楽: 上松範康
制作会社: Fuji Television Network / KADOKAWA Shoten