時代は江戸後期、文政の世。裕福な商家や武家屋敷へ盗みに入り、貧しい庶民に金を配る「女ねずみ小僧」が江戸の町で話題になっていた。さらにその義賊ぶりと併せて、盗人かむりに黒装束からこぼれ出る、色気満点の美しい彼女の風貌も噂の的だった。そんな女ねずみ小僧に憧れる十七歳の佐吉は、丁稚奉公先に盗みに入った彼女に偶然出くわし、弟子入りを志願するがあっさり断られる。諦めきれない佐吉は探索の末、湯島で三味線の師匠をしている美女・お蘭がその正体ではと突き止めるが...!?女ねずみ小僧の妖艶なエロスと痛快な活躍がはじける、かつてない大型時代官能エンターテインメント。