ウェルギリウス/杉本正俊
ローマ建国を語るラテン文学最高の叙事詩『アエネーイス』。2000年の時を経て今新たな命を宿す。従来のウェルギリウス像・ローマ叙事詩観を一新する、散文形式による新訳の挑戦。ポンペーイー壁画以来の関連名画多数収録。
プーブリウス・ウェルギリウス・マロー は、ラテン文学の黄金期を現出させたラテン語詩人の一人である。共和政ローマ末の内乱の時代からオクタウィアヌス(アウグストゥス)の台頭に伴う帝政の確立期にその生涯を過ごした。『牧歌』、『農耕詩』、『アエネーイス』の三作品によって知られる。ヨーロッパ文学史上、ラテン文学において最も重視される人物である。ヴェルギリウスと表記されることもある。