ベティ・ニールズ/麦田あかり
年上ドクターに会えてうれしい。なのに、素直になれないのはなぜ?アラミンタは休暇中、崖下の浜辺で怪我をした少女に出会った。けれども自分だけでは少女を抱きかかえて町まで戻れない。するとヨットに乗った長身の男性が現れ、町まで送り届けてくれたが、名前も告げずに立ち去ってしまった。お礼も言えないまま……。アラミンタは看護師長としての忙しい日々に戻り、ささやかで平凡な人生がこの先もずっと続いていくかに思えたーー夜、彼女の住むフラットに、あの男性が訪ねてくるまでは!クリスピン・ファン・シーベルトと名乗ったオランダ人の彼は、人づてに彼女の住所を聞いてやってきたらしい。訪問の理由を尋ねると、彼は言った。「君にもう一度会いたかったんだ」永久不滅の銘作をそろえる《ベティ・ニールズ・コレクション》。玄関扉を開けたら、ずっとまぶたの裏に焼きついて離れなかった魅力的な年上ヒーローの顔が。思わず胸を高鳴らせてしまうヒロインですが、心とは裏腹になぜかそっけない態度をとってしまい……。
ベティ・ニールズ は、イギリスのロマンス作家。134作を越える作品を上梓し、初版はイギリスのミルズ&ブーン社から、再版は北米のハーレクインからという形態を1969年のデビューから死去まで続けた。ロマンス小説にも様々なジャンルがあるが、ニールズの作品は特に上品な(淫らでない)作風で知られる。