第2巻に横溢するのは、既存の少女像を軽やかに踏み越える野生のエネルギーです。室山まゆみ先生が描くあさりは、大人の論理や姉の秀才性に本能で抗う生命力の象徴と言えます。日常の些細な出来事を爆発的なバイタリティで喜劇へと変える手腕は、ギャグ漫画の枠を超えた一種の人間讃歌であり、読者の心を解放する破壊的な魅力に満ちています。
アニメ版ではその躍動感が強調されましたが、原作には紙面ならではの毒気と緻密な間の美学があります。映像が持つ賑やかさと、漫画が内包する鋭い風刺や姉妹の心理戦が共鳴することで、本作は多層的なエンタメへと昇華されました。ページを捲るたびに炸裂する情熱的な笑いを、ぜひ五感で受け止めてください。