宮崎駿丹羽圭子
太平洋戦争が終わって18年、日本は焼け跡から奇跡の復活を遂げた。人々は古いものはすべて壊し、新しいものだけが素晴らしいと信じていた。そんな時代に、横浜のある高校で、明治に建てられた由緒ある建物をめぐって、小さな紛争が起きていた。取り壊すべきか、保存すべきか。16歳の海と17歳の俊の愛と友情を横糸に、建物をめぐる紛争を縦糸に、この物語は、まっすぐに生きる高校生たちの群像をさわやかに描いてゆく―。
丹羽 圭子 は、日本の編集者、脚本家。兵庫県生まれ。筆名として中村 香がある。
実写化・アニメ化された映画やドラマを観て、原作小説ならではの美しい心理描写や、映像化で新たに加えられた解釈・演出との違いを楽しみましょう。