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主演の西内まりやと山本裕典が魅せる、性別を超越した憑依型の演技こそが本作の核です。キスを起点に魂が入れ替わるという設定を、表情や所作の細やかな演じ分けによって、単なるコメディではないリアルな葛藤へと昇華させています。他者の視点に立つことで孤独を分かち合う、青春期特有の切実な繋がりが眩しいほどの熱量で描かれています。 原作の壮大な物語を全8話に凝縮したことで、映像ならではの圧倒的な疾走感が生まれました。静止画では描ききれない、一瞬の戸惑いや視線の揺らぎをカメラが捉える演出は、実写化だからこそ到達できた表現です。単なるファンタジーに留まらず、剥き出しの自己を肯定していく過程を描いた本作は、観る者の心を揺さぶる力強いメッセージを放っています。
脚本: 小川真 / 吉河美希