ゴシックロリータという装飾過多な静の様式美と、血飛沫が舞う動のアクションを極限まで融合させた映像世界が本作の真骨頂です。大原剛監督によるケレン味溢れるアクション演出は、物理的な破壊描写を超えて一種の舞踏のような気高さを放っています。
主演の秋山莉奈が魅せる、無機質な美しさと復讐に燃える情熱のギャップは圧巻であり、共演する亜紗美ら実力派アクション俳優たちが作品に肉体的な説得力を与えています。ただのジャンル映画に留まらない、魂を削り取るような執念とカタルシスが、観る者の本能を強烈に揺さぶる一作です。