あらすじ
地味な少女ヨシエは、芸者で美ぼうの姉の菊奴の付き人として、毎日置屋でこき使われていた。ある日、お座敷にやって来た影野製鉄の御曹司であるヒカルは、ヨシエが潜在的に驚くべき戦闘能力を持っていることを発見する。姉妹はヒカルの招待を受けて会社に出向くが、そこでいきなり拉致されてしまい…。
作品考察・見どころ
本作の真髄は、伝統的な芸者美学とサイバーパンク的な人体改造が融合した、過剰なまでの視覚的バイオレンスにあります。井口昇監督が放つ「ありえない武器」の数々が、特撮愛に満ちたアナログな質感で描かれる様は圧巻です。ナンセンスの極致を突き抜け、もはや神話的な迫力すら漂わせる独創的なビジュアルは、観客の常識を心地よく破壊してくれます。
根底に流れるのは、木口亜矢と長谷部瞳が体現する姉妹の情愛と、居場所を求める切実な葛藤です。若き日の斎藤工が見せる狂気の演技も、荒唐無稽な世界観に強烈なエモーションを与えています。爆発的なカオスの中に、虐げられた者が力に目覚めるカタルシスが凝縮された、ジャンル映画の枠を超えた情熱的な怪作といえるでしょう。
興行成績
製作費: $250,000 (0億円)
※製作費・興行収入はTMDBのデータを参照しています。収支は(興行収入 - 製作費)で算出したFindKey独自の推定値であり、広告宣伝費や諸経費は含まれません (1ドル=150円換算)。