井口昇監督による本作は、低予算ホラーの枠を逆手に取った過剰な創造性と、スカトロジーへの執着が結晶化した稀有な一作です。一見すると悪趣味な設定の裏には、美少女が泥にまみれ戦い抜く奇妙なカタルシスが潜んでいます。特撮を駆使したグロテスクかつユーモラスな造形美は、観る者の倫理観を揺さぶり、映像表現の無限の自由さを再確認させてくれます。
主演の中村有沙らによる体当たりの演技も圧巻です。不条理な恐怖と滑稽さを全力で体現する彼女たちの熱量が、本作を単なる悪ふざけではない、生命の躍動を感じさせるアクションへと昇華させています。常識を排泄し、剥き出しの生を謳歌する凄まじいエネルギーは、映像の極北を求める観客への強烈な挑戦状に他なりません。