株式会社トーハンは、日本の出版流通界を牽引する取次大手でありながら、映画製作における「メディアミックスの要」として確固たる地位を築いています。同社の最大の強みは、全国の書店網という巨大なプラットフォームを活用し、原作と映像を連動させる強力なプロモーション戦略にあります。製作委員会への積極的な参画を通じて、『君の膵臓をたべたい』や『孤狼の血』といった文学性の高い作品や人気IPを社会現象へと押し上げる役割を担ってきました。文芸作品からアニメ、さらには『8番出口』のような話題性の高いIPに至るまで、多種多様なコンテンツの価値を最大化させ、出版と映像の境界を越えた新たなヒットの方程式を創出する、エンターテインメント業界において不可欠なプロデューサー的機能を果たしています。