家口美智子
本書はOEDの4万を超える引用文の分析を行い存在文の歴史的発達を記述した研究書である。1英語史全体における存在文there+beの発達過程を明らかにし、2縮約形there’sの発達がparticleの段階まで達していることを主張し、3縮約形以外の存在文の歴史的発達も記述し、4be以外の動詞が使用される存在文や受動態の存在文の歴史的な推移を明らかにしている。これら以外の存在文をめぐる言語現象を多々記述し、英語の本質を考えるヒントを提示している。