あらすじ
斎藤幸平絶賛!
環境保全は誰のため? リサイクル、再生可能エネルギー、カーボンオフセットー。
すべて超富裕層が潤うための虚偽、巨大マネーのためのグリーン・ビジネスだった!
「サステナビリティ・クラス」とは、高学歴で可処分所得と意識が高い「いい人」たち。エコや倫理的正しさをSNSでアピールし、「環境」を意識した高額商品を買う余裕がある中流階級だ。エコバッグや地球にやさしいストロー、ちょっと高めのオーガニック食材をおしゃれな自然食品店で買い、ペットボトルのリサイクルは忘れない。だが、彼らが「地球の未来のためだ」と思ってやっていたことは、実はグリーン・ビジネスに加担し、弱者を追いやり、格差を広げる原因になっていた……。新たな植民地主義ともいえる「グリーン・ビジネス」の実態を、本書は豊富なデータをもとに明らかにする。イーロン・マスク、ビル・ゲイツ、サウジアラビアや英国の王室、インドのモディ政権。超富裕層たちが「持続可能な社会を目指す」と免罪符のように口にしながら展開するマネーゲームは、飽くことなき貪欲な資本主義そのものではないか? 本当に地球を守り、持続可能性を追求し、人々が連帯するために必要なこととは? サステナビリティの名のもとの「欲と偽善」を、気鋭の研究者が暴くセンセーショナルな意欲作。
ーー「この本を読まなければ、あなたは知らず知らずのうちに、『サステナビリティ・クラス』の偽善に加担してしまう。その罠を避けるたった一つの方法は、この本を読むことだ」
斎藤幸平
ー環境保全はカネになる!
ー実在しない森林でグリーンウォッシュ
ー石油が支える「再生可能エネルギー」ビジネス
ー「あなたよりオシャレだし裕福だし倫理観も高い」
ーカーボン市場のいい人ごっこ
ー住民排除で「野生動物」を守るロイヤルファミリー
ーイスラエルの残酷な「グリーン」作戦
ー消えゆく日本の里山
ー超富裕層は「環境汚染のエリート」
ー循環経済ーリサイクルという幻想
ー原子力エネルギーと地政学的リスク
ー純粋なフリをして盗み食い
ーゲイツ財団の植民地主義的サステナビリティ
ーWWFがコカ・コーラのイメージ戦略に加担
ーサウジアラビアのエコ専制政治
ー賃借人が不動産投機に対抗
はじめに 「サステナブルな未来」にようこそ
第1章 サステナビリティ・クラスの台頭
第2章 そもそもエコロジーとは?
第3章 純粋性という名の幻想
第4章 革新性という名のマネーゲーム
第5章 効率性という名の強迫観念
第6章 空約束のPIE
第7章 「グリーン」の名の下に
第8章 未来を取り戻す
第9章 おわりに