あらすじ
身長158cmの藤戸千雪の夢は、
パリコレモデル。
モデルとして致命的な低身長を理由に、
周囲は「諦めろ」と言うが、
それでも折れない。
そんなとき、家族を養うために
ファッションデザイナーの夢を
諦めようとする都村育人に出会う。
――これは一途に夢を追って
走り続ける、2人の物語。
作品考察・見どころ
身長という絶対的な身体的制約に挑むモデル志望の少女と、才能はあるが環境に恵まれないデザイナー志望の少年。本作の本質は、残酷なまでの「現実の壁」を突きつけながらも、それを情熱のみで突破しようとする人間の美しさにあります。花守ゆみりと花江夏樹が体現する、叫ぶような覚悟と繊細な葛藤は、観る者の胸を熱く焦がすほどの圧倒的な熱量を放っています。
映像作品としての最大の見どころは、ランウェイという一瞬の輝きに全てを懸ける者たちの躍動感です。華やかな衣装が揺れる色彩豊かな演出と、一歩一歩に込められたモデルの誇りが、画面越しに心地よい緊張感を伝えてくれます。自分の可能性を信じることの尊さを描いた本作は、夢を追う全ての人へ贈る、最高に情熱的で、鮮やかな人生の讃歌といえるでしょう。
ドラマ・アニメ化された映像作品と原作・関連本と読み比べて、オリジナルならではの違いや描かれなかった裏設定、より深い世界観を独自の視点から楽しみましょう。