1970年代、東南アジアのヒッピートレイルを訪れた旅行者らを次々と殺害した冷酷な殺人鬼シャルル・ソブラジ。衝撃の実話から着想を得たリミテッドシリーズ。
1970年代のアジアを舞台に、虚飾と狂気が入り混じる退廃的な美学が全編を支配しています。タハール・ラヒムが体現する「蛇」のごとき冷徹な演技は、静寂の中に潜む暴力性を際立たせ、観る者の生理的な恐怖を呼び覚まします。色彩豊かな映像美と底知れぬ悪のコントラストが、抗い難い没入感を生み出しています。 本作の真骨頂は、執念が静かに悪を追い詰めるスリリングな演出にあります。組織の壁に抗い、正義を追い求める外交官の姿は、人間の意志の強さを問う崇高な闘争へと昇華されています。時系列を巧みに操る構成が逃げ場のない緊張感を持続させ、鑑賞後も深い余韻を残す至高の心理サスペンスです。
監督・制作: Richard Warlow / Toby Finlay
音楽: Dominik Scherrer
制作会社: Mammoth Screen
What a hidden gem. Very interesting and well made.