この作品の真髄は、クレイグ・ロビンソンとアダム・スコットという希代の俳優が織りなす、凸凹な信頼関係の構築にあります。冷笑的な現実主義者と熱狂的な信奉者という正反対の魂が、超常現象という非日常の中で衝突し、共鳴し合う様は、単なるバディものに留まらない濃密な人間ドラマを感じさせます。二人の絶妙な間合いが、荒唐無稽な世界に圧倒的なリアリティを吹き込んでいるのです。
また、シットコムの軽快さとSFの緊張感を高次元で融合させた演出も見事です。未知の脅威を日常の業務として処理するシュールな世界観は、現代社会への皮肉を孕みつつ、孤独な者たちが居場所を見つける再生の物語としても機能しています。不条理な笑いの奥に、未知への好奇心と絆の尊さを描き出す、極上のエンターテインメント作品と言えるでしょう。