あらすじ
我聞悠太は高校2年生。 一攫千金狙いのオカルト板まとめ系アフィブログ“キリキリバサラ”を運営し、 世に数多存在する超常現象を科学的に「バッサリと斬り斬りしちゃう!」べく、日夜オカルトに挑んでいた。 ところが、そんな彼のブログをきっかけに、徹底的にマニアックでおかしな同志たちが大集結。 出会うはずのなかった彼らの運命が不思議と交差してしまう。 そして、彼らの周囲で巻き起こり始める、小さな小さな“違和感”の数々。 それらは次第に大きなうねりとなり、 やがて想像を絶する大事件へと発展していく──
作品考察・見どころ
本作の真髄は、思考の限界を試すような圧倒的な情報量と、目まぐるしいカット割りの美学にあります。全編を貫く異様なスピード感は現代社会の濁流そのものを体現しており、観る者は知的な興奮に包まれるでしょう。個性的すぎる面々が放つ膨大なセリフの応酬は、実力派声優陣の鬼気迫る演技によって、一つの音楽的カタルシスへと昇華されています。
緻密な原作を映像の暴力とも言える過剰な演出で再構築した手法は鮮やかです。文字媒体では想像に委ねられる境界線を、鮮烈な色彩とトリッキーな構図で視覚化し、アニメ特有の超常的なリアリティを生み出しています。断片的な違和感が収束し、真実が露わになる瞬間の快感を、ぜひ全身に浴びてほしい傑作です。