アメリカの運命を突如背負うことになった、1人の男をめぐる政界サスペンスドラマ。ワシントン襲撃事件により、下位の閣僚である男の肩に重い責任がのしかかる。
キーファー・サザーランドが演じるトム・カークマンの、誠実さと苦悩が混ざり合った繊細な演技が圧巻です。本来「権力の座」から最も遠い場所にいた穏健な男が、国家崩壊という未曾有の危機にどう立ち向かうのか。彼が体現する、理想主義と過酷な政治闘争の板挟みで見せる人間味こそが、本作の最大の熱源であり、視聴者の心を掴んで離しません。 本作の凄みは、ホワイトハウスでの緊迫した政治劇と、その裏で進行する巨大な陰謀を暴くスリリングな捜査線が、緻密に交錯する二重構造にあります。予測不能な展開の中で「リーダーの資質とは何か」という普遍的な問いを突きつけ、崩壊したシステムの中で正義を貫こうとする人間の高潔さを、圧倒的な没入感と共に鮮烈に描き出しています。
監督・制作: David Guggenheim
制作会社: Genre Films / ABC Studios / Entertainment 360