あらすじ
「シンクロしました、私」事件関係者にシンクロ(同調)する特殊能力を持った女刑事・来宮渚が“事件現場に残る声”をもとに難事件を解決。女性犯罪者および女性被害者対策を目的に設置された女性だけの非公式の課「警視庁捜査七課」。美しくもその根に猛毒を持つ花“ヒガンバナ”と揶揄されている外見は美しいが一癖も二癖もある個性的な女たちが毎回、華麗に難事件を解決!本音丸出し、毒っ気たっぷりのオンナ刑事が集まるヒガンバナVS男社会の象徴・警視庁一プライドの高い捜査一課の男性刑事たち。お互いが競い合い、事件に挑む。
作品考察・見どころ
本作の最大の魅力は、堀北真希演じる主人公の「シンクロ」能力を、視覚・聴覚的に表現したスタイリッシュな演出にあります。現場に残された声を聞くという設定が、従来の刑事ドラマとは一線を画す幻想的かつ硬質な空気感を生み出しています。孤独を抱える女性たちが、組織の壁に抗い真実を追う姿は、美しくも毒を持つ花そのものであり、観る者の心を強く惹きつけます。
冷徹さと繊細さを併せ持つ堀北真希と、正反対の熱量を持つ檀れいの対比が、物語に深い奥行きを与えています。事件の裏にある人間の業を、裁きではなく共鳴で解き明かすプロセスは、他者の痛みに寄り添うことの尊さを我々に突きつけ、魂を揺さぶるような鮮烈な感動を呼び起こします。