本作の真髄は、ジョストという競技に懸ける乙女たちの騎士道精神と、鎧が激突する凄まじい躍動感にあります。金属音を響かせ疾走する馬上の攻防は、アニメ特有の演出で極限の緊張感を生み出しました。単なる美少女作品に留まらない、高潔な魂の交流を描き切る筆致が、観る者の胸を熱く焦がします。
原作の静的な美を動的な熱量へ昇華させた点も秀逸です。支え手であるベグライターの存在を強調し、個の戦いを超えた「絆」というテーマを鮮明にしました。実力派キャストの熱演が物語に実在感を与え、映像でしか成し得ない圧倒的なカタルシスを約束してくれます。