本作の真髄は、幕末という激動の時代に巨大ロボットを融合させた、圧倒的なまでのケレン味と熱量にあります。山下しゅんや氏による艶美なキャラクターデザインと、無骨なメカニックが見事に調和し、荒唐無稽な世界観を唯一無二のエンターテインメントへと昇華させています。
柿原徹也さんや沢城みゆきさんら豪華キャストが吹き込む演技は、時に滑稽で、時に凄まじいほどに情熱的です。己の欲望や衝動を力に変え、泥臭くも真っ直ぐに突き進む姿からは、理性で縛られがちな現代人が忘れかけている原始的な生命力と、揺るぎない自己肯定の美学を感じずにはいられません。