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本作が放つ最大の魅力は、極限状態に置かれた人間が晒す剥き出しの狂気と、それを凌駕する絶望的なまでの色彩美にあります。閉鎖的な監獄という舞台設定が、キャラクターたちの流す鮮血の赤をより一層際立たせ、死と隣り合わせの緊張感を画面越しに叩きつけてきます。生への渇望が特殊な能力へと昇華される瞬間のエッジの効いた映像表現は、観る者の本能を揺さぶる圧倒的な熱量を帯びています。 朴璐美が体現する、理不尽な運命に抗い続ける魂の叫びと、花澤香菜が魅せる無垢さと不気味さが同居した神がかり的な演技は、物語に深い情緒と予測不能な恐怖を与えています。出口のない闇の中で、それでもなお希望を繋ぎ止めようともがく剥き出しの生は、不条理な世界を生きる私たちに、真の強さとは何かを問いかける強烈なメッセージとなるでしょう。
脚本: Jinsei Kataoka / Kazuma Kondou / むとうやすゆき
音楽: NARASAKI
制作会社: Manglobe