No synopsis available.
本作が放つ最大の魅力は、80年代のバイカー映画が持つ無骨な世界観を、敢えて過剰なコメディへと昇華させた「パロディの極地」にあります。イージー・ライダーに代表される男性優位のバイカー神話を鮮やかに解体し、ポール・ル・マットが演じるどこか抜けたリーダー像と、アイリーン・デヴィッドソン率いる女性チームの圧倒的なパワーが交錯する様は、今見ても極めて刺激的です。 特に、既存のジェンダーロールを遊び心たっぷりに逆転させた演出は見事です。アクションの疾走感を損なうことなく、自由を求める魂の衝突を、シュールかつ風刺の効いたユーモアで描く手腕には脱帽せざるを得ません。単なる娯楽作の枠に収まらない、既成概念を笑い飛ばすようなパンクな精神こそが、本作がカルト的な支持を集め続ける本質的な理由と言えるでしょう。
脚本: David O'Malley / サム・ライミ / アイヴァン・ライミ
制作会社: New Star Entertainment