このドラマの真髄は、タイトルが示す通りチームの有機的な結束と、ベルリンという都市が持つ多層的な空気感を見事に捉えた点にあります。フロリアン・マルテンスとマヤ・マラノウが体現する、静かな火花を散らすような対照的なバディ像は、単なる刑事ドラマの枠を超えた深い人間味を感じさせます。
演出面では、乾いたユーモアを随所に散りばめつつ、社会の暗部に鋭く切り込むバランス感覚が際立っています。キャスト陣の抑制の効いた演技が、かえって事件の背後にある情念を鮮烈に浮き彫りにし、視聴者の知性を激しく刺激します。都市の変遷と共に歩み続ける本作は、正義のあり方を問い直す普遍的なメッセージを放つ傑作です。