叶姉妹という唯一無二のアイコンを、あえて3DCGという虚構の器に流し込んだ本作の本質は、究極のセルフプロデュースが放つ過剰なまでの美学にあります。現実を超越した造形と、それを一切裏切らないゴージャスなアクションの応酬は、観る者の常識を鮮やかに破壊し、ただ圧倒的な「個」の輝きを突きつけてきます。
レイチェル・ワルザーらによる洗練された英語ボイスは、作品に無国籍な無機質さを与え、彼女たちの浮世離れした存在感をより一層際立たせています。単なるアニメの枠を超え、虚構と現実の境界で踊るファビュラスな魂の叫びを体感できる、正にエポックメイキングな挑戦作といえるでしょう。