あらすじ
このドラマは、現代を生きる「女性たち」の物語です。女性たちが、それぞれの生きる道の中で、自分を見つめ直し、自身で生き方を探し求めていく物語です。そしてこのドラマの中枢に据えるキーワードは「母性」。彼女たちはそれまで見向きもしなかった自らの奥底にある「母性」を発見し、時に戸惑い、時に翻弄され、そして心の寄る辺とし、女性として、人間として成長します。物語を通し、女性たちが女の生き方や幸せについて自ら考え、女性として生まれてきたことに自信と誇りを持ち、前向きに明るく生きていこうと、そんな気持ちを起こさせるドラマを目指すものです。このドラマを、すべての女性たちへ捧げます
作品考察・見どころ
本作は、母性という概念を血縁の枠組みから解き放ち、一人の女性が「母になる」ことを自らの意志で選ぶ凄絶な覚悟を描き切っています。松雪泰子の抑制された演技から溢れ出す静かな情熱と、芦田愛菜が魅せる驚異的なまでの純粋さが交差する瞬間、観る者は愛という名の救いの本質を突きつけられるでしょう。
脚本家・坂元裕二による緻密な構成は、逃避行という極限状態を通じて、社会の不条理と人間の業を鋭く抉り出します。既成の道徳を超えた場所で結ばれる二人の絆は、痛切でありながらも比類なき美しさを放っています。単なる悲劇に留まらず、魂の深淵に触れ、家族の定義を根底から問い直す至高の人間ドラマです。