あらすじ
国連の解体や東京大震災などを経て、学生達による反政府運動が再び活発になっている2020年の日本。学生運動の一拠点でもある武蔵野文芸大学に、一人の少女が入学してきた。彼女の名は尾形琳。類い稀なる舞踊の才能を持つ琳は、入学初日に人型二輪車ロボット・ライドバックと出会う。それが、世界を変革するきっかけだとは、誰一人知る由もなかった…。
作品考察・見どころ
本作の真髄は、挫折した元バレリーナが機械の翼を得て再び世界を舞う、圧倒的な解放感にあります。単なるメカアクションを超え、肉体の延長として鉄脚を操る官能的な美しさと、自由を求める魂の咆哮が全編を貫いています。水樹奈々の繊細かつ力強い演技は、静寂と熱狂が同居する世界観に鮮烈な説得力を与えています。
原作漫画の硬派な物語を基に、アニメ版は映像ならではの躍動を極限まで追求しました。漫画の行間に潜む風や重力を、流麗なアニメーションで見事に具現化しています。理不尽な世界への抵抗を「美しく踊る」ことで体現した本作は、映像表現と物語のテーマが奇跡的な融合を果たした至高の人間ドラマです。
ドラマ・アニメ化された映像作品と原作・関連本と読み比べて、オリジナルならではの違いや描かれなかった裏設定、より深い世界観を独自の視点から楽しみましょう。