副大統領、セリーナ・マイヤーはクリーン事業委員会を自分の目玉プロジェクトにしようと決めるが、次々と起きる失敗でスタッフは尻拭いに奔走する羽目に。その後、セリーナのタスクフォースが実現する可能性が高くなり、事務所のスタッフは活気づく。
政治の裏側をこれほど辛辣かつ滑稽に暴いた作品は他にありません。マシンガンの如き罵詈雑言と、権力にしがみつく人間の浅ましさが最高純度のコメディへと昇華されています。一瞬の隙も許さない台詞の応酬は、知的な駆け引きではなく純粋な自己保身の泥仕合。その圧倒的なテンポが生む滑稽なまでの切迫感こそが、本作の真骨頂といえます。 主演のジュリア・ルイス=ドレイファスが見せる、傲慢さと脆さが同居した怪演は圧巻です。理想を語る表向きの顔と、エゴを剥き出しにする舞台裏。その対比を通じて、現代社会の空虚さと人間性の本質を鋭く抉り出します。権力の正体がただの虚勢であることを突きつける本作は、笑いの先に戦慄すら覚えさせる、極上の風刺劇なのです。
監督・制作: アーマンド・イアヌッチ
脚本: Emilia Barrosse
制作会社: HBO / Dundee Productions