あらすじ
“これから起きる幼なじみの死”を防ぐため、2人の兄弟と4人の仲間がタイムリープを繰り返し事件の真相へと迫る青春SFミステリー
作品考察・見どころ
本作が放つ最大の魅力は、六月という季節の湿度と若者たちの揺れ動く感情が見事に共鳴している点にあります。過ぎ去った時間への後悔と未来を選び取る葛藤が、幻想的な映像美を通して描かれています。一瞬の選択が人生をいかに変容させるかという残酷さと美しさを、鋭く突きつける構成が実に秀逸です。
志賀李玖や八神遼介、小浜桃奈ら若手キャストの熱演は、言葉にならない視線の交錯で物語の深淵を物語ります。映像ならではの色彩設計が、目に見えない時の流れを瑞々しく具現化しており、観る者の心に深い余韻を残します。今という瞬間を愛惜する、情熱的でいて静かなる傑作です。