あらすじ
社内恋愛中の恋人に浮気されていた服部舞香。恋人の浮気相手もなんと社内だった。結局別れることになり、失意の中、復讐しようと声をかけられたのは、なんと勤務先の社長・佐鳥駿だった。社長に就任したばかりの駿が舞香の“偽装恋人”となって、舞香の元恋人とその浮気相手に復讐をする。駿には親が決めた婚約者から逃れたいという理由があり、利害関係の一致する2人だった。そうして嘘の恋人関係がスタートするが、駿には実は別の目的があった。そして、それは幾重にも重なる復讐劇の幕開けで…。
作品考察・見どころ
本作の真髄は、甘美な溺愛と冷徹な復讐心が交錯する歪な愛の造形にあります。紺野彩夏が見せる繊細な心情の揺らぎと、鈴木仁が体現する圧倒的な二面性の美しさが、視覚的なコントラストとして鮮烈に焼き付きます。表の顔と裏の顔が入れ替わる瞬間のゾクりとするような緊張感は、単なるロマンスの枠を超えた凄まじい中毒性を放っています。
愛という名の支配が、いかに人の心を狂わせ、同時に救うのかという究極の問いが映像の端々から突きつけられます。光と影を巧みに操る演出が、隠された真実をより官能的かつ残酷に引き立てており、観る者の倫理観を激しく揺さぶるエモーショナルな力作に仕上がっています。