“信じ抜く。それだけが、私の希望。”
クリスマスイブに、元警察官の父親が一通の手紙を遺して殺された...。娘の心麦は、この殺人事件の裏にひそむ陰謀を暴くため、ある弁護士と手を組んで真相を追い始める。
本作の魅力は、静謐な日常に突如として潜む「疑念」という名の亀裂の描き方にあります。広瀬すずが体現する、愛する者を信じたい願いと残酷な現実に揺れる魂は、観る者の胸を強く締め付けます。松山ケンイチとのスリリングな対峙は、単なるミステリーの枠を超え、人間の深淵を焙り出す高潔なドラマへと昇華されています。 リリー・フランキーが醸し出す哀愁と実力派俳優陣の競演は、真実の多面性を鋭く突きつけます。映像ならではの陰影に富んだ演出が、言葉にならない感情の機微を鮮やかに映し出し、最後の瞬間まで息を呑むような緊張感で視聴者を圧倒し続けることでしょう。
監督・制作: 浅見理都
脚本: 浅見理都 / 金沢知樹
制作会社: TBS Sparkle / TBS