つらい別れを経験した後、恋愛から離れて作品制作に打ち込んできた美羽。だが、とらえどころのない魅力的な芸術家と出会ったとき、心の奥底に抑え込んでいた感情が大きく動き始める。
横浜流星の危うい色香と、南沙良が体現する繊細な心情が本作の純度を高めています。視線一つで空気を変える官能的な演出は、「ダメだとわかっていても」惹かれる人間の業を鮮烈に描き、視聴者の理性を麻痺させる圧倒的な没入感を生んでいます。 韓国の原作が持つ熱量を日本特有の情緒へと昇華させた点も見事です。映像美によって行間の孤独や距離感を掬い取り、実写ならではの「静謐な情熱」を際立たせています。正解のない愛を肯定するメッセージは、観る者の心に甘く鋭い痛みとして深く刻まれるはずです。
監督・制作: 中川龍太郎 / 정서
音楽: 小島裕規
制作会社: CyberAgent / Spoon.