スティーヴ・カレルが見せる渾身の肉体派コメディと、その裏に潜む誠実さが本作の白眉です。エリートの虚飾が剥がれ落ち、滑稽な姿で大いなる目的に献身する変貌ぶりは、笑いを越えた感動を呼び起こします。モーガン・フリーマンの静謐な佇まいが、物語に神聖な重みと説得力を与えています。
本作は、日常の小さな善意が世界を変えるという希望を謳い上げます。家族の絆や環境への畏敬という普遍的テーマが、圧倒的なスケールの映像と共に胸に迫ります。信念を貫く尊さをこれほど明るく情熱的に肯定する本作は、現代を生きる私たちの心を震わせる至高の人間讃歌です。