あらすじ
主人公の小谷 花木は、一凛高校に入学後も中学時代同様にバスケ部に入部するつもりだった。しかし、同学年の湾田 光莉がダンスの練習をしている姿に目を奪われ、ダンスに興味を持ち始める。一方で、花木はコンプレックスである吃音症が原因で目立つことが苦手であり、また、中学時代の体育でダンスを上手に踊れなかった苦い経験から、ダンスに対して抵抗感を抱いていた。花木は湾田にダンスの魅力を質問し、ダンスでは喋らずに自己表現ができると気づくと共に、人目を気にせずダンスに没頭する湾田に惹かれて、湾田と共にダンス部に入部。
作品考察・見どころ
この作品の真髄は、言葉にならない衝動を肉体の躍動へと置換する自己表現の美しさにあります。内山昂輝の静かな熱量と羊宮妃那の繊細な演技が重なり、自分だけのリズムを見出す葛藤と解放を鮮烈に描写。個が自律していく瞬間の輝きは、観る者の魂を強く揺さぶります。
画面から溢れるステップの鼓動は、内気な魂が世界と繋がるドキュメンタリーのようです。不器用な情熱が火花を散らす演出は、心に眠る本能を呼び覚まし、自由の尊さを問いかけます。一瞬の動きに命を燃やす姿に、あなたはかつてない高揚を覚えるに違いありません。