あらすじ
高校1年生、小牧嬉歌(こまきうた)。歌うことが大好きだけど、極度の人見知りで、ヘタレで、チキン。高校デビューで軽音部に入ろうとするも、キラキラした部員たちのオーラに怯え、入部届けを出せずにいた。 失意の中、部長・古城愛莉(こじょうあいり)からアカペラ部の誘いを受けることに……。 よくいえば個性豊かで、悪く言えば変な人たちの揃ったアカペラ部。ちょっと地味でも、マイナーでも、キラキラしていなくても、声と声で繋がる、そこにしかない青春があった。
作品考察・見どころ
本作の魅力は、法の聖域が腐敗に蝕まれる様を息を呑む緊迫感で描いた点にあります。冷徹な法廷が、保身と疑惑の渦巻く心理的迷宮へと変貌する演出は圧巻です。権力者が罪と向き合う中で露呈する醜悪さと孤独は、視聴者の倫理観を激しく揺さぶり、深い思考の淵へと引きずり込みます。
フランコ・ネロら名優陣の鬼気迫る演技も白眉です。正義と悪の境界が揺らぐ中で、人間の野心や脆さを浮き彫りにする彼らの表情は、言葉以上の衝撃を突きつけます。組織の闇を抉り、真の正義を問いかける本作のメッセージは、時代を超えて胸に鋭く突き刺さる、心理スリラーの傑作と言えるでしょう。