あらすじ
1980年、人類は謎の円盤UFOによる異星人の地球侵略に対し、秘密裏に地球防衛組織「SHADO(Supream Headquarter Alien Difence Organization)」を結成。SHADOの司令部はイギリスにある映画会社の地下深くに建設され、ストレイカー司令の下、月面に建造されたムーンベースと、核弾頭を搭載したインターセプター。衛星軌道上に配置された早期警戒コンピュータ衛星S.I.D。世界で最も進んだ潜水艦で、前部に超音速戦闘機スカイ1を搭載した潜水艇スカイダイバーなどの数々の防衛兵器で日夜謎の円盤UFOによる地球侵略に対抗していた。
作品考察・見どころ
ジェリー・アンダーソンが創造した極彩色の近未来ビジュアルは、今なお色褪せない様式美の極致です。ムーンベースの洗練されたデザインや精緻な特撮は、70年代のモダンな美学を結晶化させています。単なるSFの枠を超えた冷徹なリアリズムと、異星人の不気味な存在感が、視聴者の感性を鋭く刺激します。
エド・ビショップ演じるストレイカー司令官の、孤独でストイックな生き様こそが本作の魂です。私生活を犠牲にし、秘密裏に人類を守る重責を背負った彼の苦悩は、重厚な人間ドラマを形成しています。感情を押し殺し、静かなる戦争に身を投じる男の哀愁と矜持が、この伝説的作品を唯一無二の傑作へと押し上げています。