あらすじ
7歳の息子が転校することになり、その母親である総合格闘家は、人生で最も過酷な闘いはオクタゴンの中で行われる試合ではなく、子育てだと気付く。
作品考察・見どころ
本作は、社会の枠組みから外れた我が子を守る母親たちの、切実で力強い連帯を描いた珠玉のドラマです。ペンギンという象徴が示す通り、既存の価値観に抗いながら独自の歩みを肯定しようとする眼差しは、観る者の倫理観と愛情を激しく揺さぶります。
主演のマーシャ・ウォングロツカらが見せる、魂を削るような熱演は圧巻の一言。親としての葛藤や孤独を、映像ならではの親密な距離感で克明に映し出し、綺麗事ではない育児のリアルを鮮烈に突きつけます。困難な状況下で灯る微かな希望の光に、誰もが心を掴まれるはずです。