本作の真髄は、過酷な運命に抗い自らの手で人生を切り拓くヒロインの不屈の魂を、チャオ・ルースーが圧巻の熱量で体現している点にあります。単なる成功譚を超え、生存の苦しみを美学へと昇華させる彼女の演技は凄まじく、共演のリウ・ユーニンとの間に流れる情熱的な化学反応が、物語の強度を極限まで高めています。
映像美においても、真珠の輝きと人間の生々しい欲望を対比させた演出が見事です。伝統工芸の緻密さと広大なシルクロードを背景にしたドラマは、逆境の中で己を磨き続けることの尊さを力強く問いかけます。一筋の光を掴み取ろうとする人間の生命力が、観る者の胸を熱く焦がす一作です。