卒業式の日、教師の九条(松岡茉優)は4階から突き落とされるが、「死にたくない!」と願った直後、1年前の始業式の日の教室に戻ってくる。九条は、真相を突き止めるために、生徒と本気で向き合っていく。
本作の核心は、松岡茉優と芦田愛菜という二人の演者が火花を散らす魂の衝突にあります。諦めを捨てて命を懸ける教師の言葉は、教育論を超えた切実な祈りとして響きます。視線の鋭さや沈黙だけで心理戦を描き出す演出は、映像作品だからこそ到達できた極限の緊張感です。 無関心という現代病に対する痛烈な抵抗も、本作の大きな魅力です。泥臭い誠実さこそが運命を変える唯一の鍵であると、全編を通して力強く突きつけてきます。教室という密室で繰り広げられる人間賛歌と、一瞬の油断も許さないスリル。その圧倒的な熱量に、あなたの価値観は根底から揺さぶられるでしょう。
監督・制作: 武藤将吾
脚本: Tsubaki Masataka
音楽: 松本晃彦
制作会社: Nippon Television Network Corporation